2021年3月6日土曜日

何をどう学ぶか?

 時間も費用も会社の理解を得られているので会社に役立つ目的を持つべきと数週間悩みましたが、結論はその事は考えずに進める事にしました。

純粋に基礎的な事に時間を掛けて理解する事に集中します。学問は下心をもって得られるものではない。というよりその様に器用に必要なところを理解しながら習得出来るほど器用ではありません。ノーベル賞を取ろうとして研究していた人はいないという事です。本末転倒

自由に出来ないのであれば時間も費用もお返ししようと思います。

この事で真剣に悩み結論も簡単ではなかったのですが、そもそもの動機は仕事に役立てるというよりレベルをもっと上げないと恥ずかしいと感じたからです。

それだけです。

2021年3月4日木曜日

サーマルカムも作り方

3年半の開発も大詰めです。

赤外線データの無線転送をiPhoneで実現した初期から少しずつ改良を加えて来ました。

一番の問題はドローンとの相性でした。

最初はサーマルカムのスイッチを入れた途端、操作不能になってから電波についても調べ始めましたが簡単ではありません。今でもどこまで理解出来ているかというと初心者に毛が生えた程度です。

ドローンのメーカーが操作性の問題を解決してくれたので独自のシステムの向上に専念出来る様になりました。

機体の軽量化の為に3Dプリンターを駆使しましたがメーカーより改善する事は
なかったですが、構造や色々な事が良く分かり無駄ではなかったです。

誰もが簡単にサーマルカムが実現出来る様にすつ為に購入出来ない部分は自作が必要です。

また組立て方法や操作方法も作らないといけません。それを含めて販売するにもその為のサポートの方が大変です。それを費用を含めると倍以上の価格になるのとモンスターカスタマーは相手にするのも面倒。

まず構造的な追加部品は3Dプリンターという便利な物があります。それ自体を販売は考えますが、付随的な対応としてです。数量が増えれば金型を作るかですが、多分必要がないでしょう。

この部分は3Dプリンターで


データは公開予定です。

サーマルカムの基板は既に完成しています。またFLIRブレイクアウトボードが使い勝手が悪くなったので2年掛かって作った関西電機製ブレイクアウトボードは現在フィールドテスト中です。10回は試作したのでそれなりに細かな部分まで出来たと思います。

①サーマルカム基板は既に絶賛販売中です。

W&Tサーマルカム基板&パーツ

②ブレイクアウトボードは

試作2回目の失敗作。サーマルカムの基板も改良を試みましたが販売中のものが最良です。

ブレイクアウトボードはLeptonのその他の開発にも役に立つ様にVSYNCとリセットを両方使える様にして中国製よりシステムの電圧が安定する様に回路も最適化しました。

その他の気になる点はフィールドテストで確認中。

組立て方法は

3DプリントしたパーツをM1.4とM1.6のビスで取り付けます。ドリルで穴を大きくしてM2(入手性が良い)に変更して接着剤で固定しても良いです。嵌め殺しになりますが簡単です。破損の際は全て作り直りですが…

サーボモーター用

1.4mm x 8mm 3pcs

下穴1.2mm

ブレイクアウトボード用

1.4mm x 5mm x 2pcs

MPU6050用

1.6mm x 8mm x 2pcs

Plastic Washer x 2pcs

1.6mm nut x 2 pcs


Leg and body

1.6mm x 8mm x 2pcs

Washer x 2pcs

1.6mm nut x 2 pcs.


ESP8266用

M2 x 5mm x 1pc

Washer.

ジンバルはSG90のサーボモーター2つとArduino Pro Miniの5VモデルとジャイロセンサーGY-521(MPU6050)をUSBシリアル変換ボードでスケッチを書き込みします。それも公開予定です。

バッテリーは3.7vのリチウムイオン電池で問題ありません。

マルツパーツの350mAh前後のモデルで飛行時間より長く使えます。

流行りのYouTubeで組立て動画を作ろうと思いましたが段取りが大変なので写真です。

先ずはArduino ProMiniとGY-521の配線

この方向でスケッチはデザインされています。変更した場合は必要箇所のプログラム変更要。



サーマルカム基板も可動するので配線を考えて両端の長さを順番に調整。

Arduino Pro MiniAssyの部分を3Dパーツに1.6mmのビスで取り付け

それからSG90Assyを取り付け。

その後サーマルカム基板とブレイクアウトボードAssyの取り付け

実際の組立て方法はもう少し詳しく解説の予定です。

細かく解説すると大作になりそうな情報量です。

このウェイポイントもどうなるか期待。



2021年3月1日月曜日

3D printer

2年前に導入した紫外線硬化型3Dプリンター
(寸法精度が比較的正確)

 安くなりました。また性能も問題ないし使いこなすには知識もそれなりに必要。

ANYCUBICの光造形の3Dプリンターは精度も良く手離れが良く1年以上問題なく使えています。冬場は材料の粘土が高くなり掃除がしにくくなりますが特に問題なし。

材料は黒か透明を使い分けています。試作の寸法等の確認は透明。テスト用は黒にしています。

外で使い込んで行くと脆く(硬貨して割れやすくなります。)弾力がなくなるのでガラスの様に割れてしまいます。

ドローン用に試作で精度が出て特に問題ありませんがプリントサイズが小さいのでパーツを分けて組み立てているので積層方も買いました。もっぱら小野さんに試作をお願いして送ってもらう手間が大変なので早晩こうなる事はわかっていたのですがいろいろありすぎて迷ってしまいました。

ブログやツイッターで方版の同じく ANYCUBIC社のChironを買ってドライバーを交換して静音たんぷに改造しました。この辺りユーザーが多いと色々情報が集まります。


400x400x450の大きなサイズの印刷に対応(2色積層等は出来ません。特に必要ないし。)
少しずつ使い勝手が良い様にしていってます。
冬場ヒートベットから材料が剥がれる事を防ぐ為アクリル板で囲いましたが…
宵越しにプリントすると部屋が冷えて材料が剥がれて大変な事になりました。


センサーはついていますが簡素なシステムなので止まるまでに材料がで続けて固まってしましました。
ヒートガンで剥がして元に戻しましたがフリントヘッドは予備に交換しました。
まだ慣れていないので調整に手間取りました。サポートを上手に入れないと剥がれやすいのがこのタイプの特徴で調整に手こずりましたがなんとかプリント出来る様になりました。
後は今の環境に合わせて微調整と改造でさらに使い易くなると思いますがその辺りは追々とします。他にする事が多すぎて…
あとフリーのソフトで積層データを会社のPCで生成するとデータがおかしくなる事がたまにあります。結局おまけの3kgsの材料も試作て使い果たしてしまいそうです。400角の試作が出来るのでかなり自由度が上がりました。
あとはビニールシートは最後の一方向を塞いで宵越しのプリントに備えます。

あと材料の送り出しの部分もバージョンアップも検討中(スピードアップはリスクが高い気がします。)


改造用のパーツは豊富にあります。
利用者の多いモデルはこういう利点があります。改造の様々な情報もあるのでお腹いっぱいです。

直近はビニールカーテンでベットの温度が安定する様にしました。