2021年11月11日木曜日

そもそもなんで電力予測?

 電力を予測したから電気代が下がるのではありません。

翌日の電力が多くなるもしくは少なくなることが分かればそれに対処して対策を取る事が出来ます。

それではスーパーのオーナーは電力を予測するより来店者数の予測や売上の予測の方が良いのでは?

その通りです。でも電気を扱う会社なので電力をメインにして予測をして行きます。

スーパーの電力が増えるという事はエアコン、冷蔵庫、冷凍庫の稼働が増えるという事になりますが、気温変化による電力を除けば来店者が増えてエアコンの出力が上がる若しくは冷蔵庫や冷凍庫の商品の出し入れが増えるという事は冷蔵冷凍食品の売り上げに相関関係が出る事になります。

その傾向がが分かれば電力予測で来店者数や商品の売り上げ予測もある程度は出来る事になります。

目的変数と説明変数が増えると解析が難しくなるので電力と何かの予測と言ったシンプルなものにしたいと思っています。

例えば電力消費と冷凍食品の販売量の相関みたいなものを考えて食品ロスを減らすといったものであればスーパーのオーナーだけでなく来店者(消費者)にも役に立つでしょう。

出来れば入力データと出力データもシンプルに予測出来る方法を考えます。

工場の電力予測はそれぞれの工場の製品によって目的変数も説明変数も変わってくるのでどの様に進めるかもこれから考えてみます。

単純な電力予測から出来そうか事をゆっくり煮詰めていく形になると思います。

電気代を減らすといった事だけでなくSDGsの様な環境負荷を減らす考え方に基づいた成果になる様に進めて行きます。



2021年11月6日土曜日

高校生とのプロジェクト

電力予測はそれなりに資料やサンプルがあり、ある程度のものは出来そうな感じがあります。

自家消費の付加価値として発電や消費予測から効率良い制御を考えていましたが、何か気持ちの引っ掛かりがありました。

大工大とのアーリーアダプターのプロジェクトで自分のアイデアがワクワクするかというと、そうでもなく学生のアイデアが逆にキラキラする事に気がつきました。

今回学生の方々と直接お話する機会があり、それぞれの学生は現在の社会の課題に真剣に考えている事を強く感じました。

若い人の思いつきは荒削りですが、大人の考えたアイデアは結局実現していない事が多く問題を解決出来ていない事が多いのも事実です。

であれば新しいアイデアを時間を掛けて試行錯誤しながら課題解決に挑戦しても良いのではと思って、人工知能コンソーシアムを通じて高校生と電力予測の共同研究の提案をして賛同して貰いました。大阪商工会議所を通じて高校生と詳細の打ち合わせの11月にする事になりました。

高校生に企業が電力予測のオファーをした訳です。”面白そーっ”と反応したお顔がキラキラして可能性をより一層感じました。

今回人工知能コンソーシアムミーティングのZoomは農業の課題解決に取り組む鳥取県の高校生も参加しており地元の農業の課題解決のアイデアを次回のAIアイデアコンテストに提出するそうです。

人工知能コンソーシアム会員のアドバイスは若い人の最初の思いつきを大切にする様にとの事でした。大人の提案は既知のアイデアの寄せ集めで実際には課題解決が出来ない事が多いです。

印象深い会員から学生へのメッセージで、

例えば、昔の日本はテレビや自動車を主な産業としており。より機能的な製品や快適が製品開発をしてきました。今の若い人が自立して生活するときに車やテレビを買うかというと、そうではなく情報取集のパソコンやもっと便利なスマホを買うのが現代の常識です。

今の大人はテレビや自動車をより良くしていく事は出来ますがスマホをより良く便利にする事は出来ません。今の日本はこれからの社会に必要なものを作ることが出来ないようになっています。

これからの時代は若い人が主体的に考えて課題解決することが良いに決まっているという結論になりました。

私が引っかかっていたのは、正にそのことでした。もう私の考えは古びて使えないアイデアです。

失敗しても新しいアイデアで問題解決を高校生と進めようと決意しました。

高校生といえども大人顔負けの実力です。



2021年11月3日水曜日

クラウド化の意味

 


ポイント

今の社内のシステムは個別のファイルを転送するので管理が煩雑になって確認が取れなくなってしまいます。
一つのファイルを一意にしないと”見た見ない”と言った問題や確認ミスにつながります。
これを防ぐにはクラウド化しかありません。

クラウドとは一意のファイルシステムで単なるインターネット上のストーレージではありません。
業務システムでクラウド化していないのは無いと言って良いでしょう。
某銀行システムは度々システム障害が出ていますがあまりに旧式なので今時のクラウドシステムにしていればそう度々問題にならないと思います。

せめてマイクロソフト365は導入すべきだと思います。