2020年12月27日日曜日

今年を振り返って、また来年に向けて。

今年も直接間接を問わず、色々な人に大変お世話になりました。

この場を借りてお礼申し上げます。🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️

またAIコンテストに入賞してからは目まぐるしい変化が続きました。

受賞後直ぐに2週間知恵熱が出てしまいました。(コロナではありません。扁桃腺炎です。)


基礎体力や基礎知識の欠如を痛感する事ばかりです。プログラミング教室も結局中途半端に終了する事になりました。

同時にデモやプロジェクト(アウトプット)の発表も期待されているのですが、追いついていません。

年末年始にそれらを整理してやるべき事を進めようと思います。

イノベーションは一人では実現出来ないとITコンサルタントから伺いましたが確かに完成度の高いアプリ等はその通りだと思います。

その為の基礎的なレベルアップを来年の目標にします。

2020年12月5日土曜日

ソフトウェア管理ソフト(Git Hub)

 ソフトを作っているとソフトの名前と日時をファイル名にして保存します。



最初は良いですが、だんだんバージョンが進んでくるとどれがどれか分からなくなってきます。全ての人の共通の問題。

Gitと言う古くから使われているサービスがリーナストーバルス(Linuxの創始者)が開発しました。

別の人がGitHub(基本無料、法人利用は有料)と言うクラウドサービスにしてネットに繋がっていればどこでも管理出来る様になってから爆発的に普及しています。昨年その会社をマイクロソフトが買収(当初またマイクロソフトに搾取されると騒ぎになりましたが、流石にそれはしないようです。散々オープンソースを非難してLinuxなんて言ってたマイクロソフトがオープンソースの巣窟を買収するのも時代の流れですね。)OSの中でWindowsが一番使いにくくなっています。


最近の独特の言い回しでとっつき難いところがありますが。ソフトをクラウドにアップロードする(既にクラウドにある場合そのソフトに変更を反映する)のをPUSHと言います。(アップロードした)ソフトをローカル複製若しくは変更を反映するのにダウンロードするのPULLと言います。

それぞれのポイントでID(数字と記号の羅列の個別の番号)がつきます。

それぞれ日付、ID、変更点は自動で記録され変更点は色が変わります。ここでポイントは変更理由はID毎に作者がわかる様に記入します。これは自動化出来ない🤣

プログラムの中の変更点にコメントをつけますが、だんだん訳わからなくなります。

ローカルとクラウド(GitHub)に分ける事で安全に変更する事が出来ます。

通常GitHub(クラウド上)が本番用(メイン)でローカルのパソコンが作業台になっています。

で本番用に合体させる事をマージ(MEARGE)すると言います。

その際問題があればアラートと共に衝突(conflict)しているところを表示してくれます。

その他色々を機能がありますが、混乱するのであとは漫画読んで下さい。

わかばちゃんと学ぶ Git使い方入門

元々無料のコミュニティでスタートしたのでオープンソースがいっぱいあり、優れたソフトで公開されている物は誰かが突然こうした方が良いとソフトの修正案を送ってくれます。(PULL REQUEST)でそれがよければ自分のソフトにマージします。

変更を取り消したい時は過去に戻って変更するのではなくそのIDの変更をキャンセルする事で経緯を管理する事が出来ます。REVERT(リバート)すると過去の取り消ししたいところだけ元に戻してその後の変更はそのままです。賢い!

もちろん言語は問わず、プログラムを書く人には優しいインターフェイスです。(慣れが必要ですが…)

ウキペディア:

Git(ギット[2][3][4])は、プログラムソースコードなどの変更履歴を記録・追跡するための分散型バージョン管理システムである。Linuxカーネルのソースコード管理に用いるためにリーナス・トーバルズによって開発され、それ以降ほかの多くのプロジェクトで採用されている。Linuxカーネルのような巨大プロジェクトにも対応できるように、動作速度に重点が置かれている。現在のメンテナは濱野純 (英語: Junio C Hamano) で、2005年7月から担当している。

Gitでは、各ユーザのワーキングディレクトリに、全履歴を含んだリポジトリの完全な複製が作られる。したがって、ネットワークにアクセスできないなどの理由で中心リポジトリにアクセスできない環境でも、履歴の調査や変更の記録といったほとんどの作業を行うことができる。これが「分散型」と呼ばれる理由である。

2020年11月28日土曜日

ゲームチェンジ

MacBook Air(M1チップ)で サーマルカムを動かそうとしています。

ラズベリーパイ(ESP8266)とサーマルデータをOSC通信をするのですが、色々と調整が必要です。少なくともサーマルカムアプリの性能と前評判通りGPUのスピードはピカイチでNVIDIAの社内のデスクトップパソコン以上の性能とバッテリ駆動で発熱もほとんど無くなりました。

正直もうパソコンは終わった様に思います。スマホの性能がパソコンを超えたと言って良いと思います。物凄いスピードでソフトウェアがこの変化しています。外見が小さなデスクトップパソコンやノートパソコンがどんどん出てきて一般の人には気づかないうちに変わっていく事になります。

MacBook Air(M1チップ)でのiOSの動作(テスト中)
適正化すれば色々な用途(近赤外線?)が可能。



恐らくNVIDIAも次のJetsonを開発していると思います。3、4万でJestonNXの性能なら用途は広がると思います。6、7万円でXavierなみの性能ならM1チップのどちらを選ぶか迷う所です。それより安くなるとAI自体が普及する事になるので開発は並行して行きたいところです。

当面M1チップの可能性の確認に数ヶ月掛かると思います。
教育大の案件用にiPad Pro若しくは新しいiPad Airも必要になって来ました。
iPhone, iPad, Mac(M1チップ)形が違うが用途は一緒。いずれ現在のほとんどのソフトウェアはARMコア用に開発されて用途によって表示方法が異なるだけになる様に思います。

マイクロソフトはSurfaceでその様な事を考えていたようですが、あまり上手く行っていません。ハードを最適化出来ないのは自社で作っていないからでCPUもGPUも自社で作っていないから統合環境を最適化出来ないのは当然です。ここに来て両方を作るアップルの強みが出ていますが、Google、Linux、アマゾン等のソフト会社の強みと融合していくにはアップルが知られては困る情報を開示しないと足下をすくわれる事になるので今のうちに先行して開発していくでしょう。早晩開示する事は避けられない様に思います。皮肉な事にSiriやAIではアップルはダメですが、ハードとしてのGPUは非常に優秀です。ライブラリーのサポートが無いので現在世界中で開発者が自力で調べている最中です。私たちもそうですが…

2020年11月16日月曜日

パソコンからスマホへ

アップルから新しいパソコンが販売されました。外見上は今までのintelのCPUを使ったものと同じです。

中身はARMコアを使ったパソコンになります。つまりARMコアの用途は主にスマホに使われてきました。intelの代わりにARMコアになりました。

これは何を意味するかと言うと、スマホの能力は既にパソコンの能力を超えてきています。

普通自動車で言うとガソリン車から電気自動車に変わった様な感じです。

もちろん全ての互換性が確保されている状態ではありませんが、今後数年で現在のパソコン用途はこのシステムに置き換えられる予定です。


 iPhoneとデスクトップGPUの処理がかなり出来る様になりそれがバッテリー駆動が出来る事で用途が広がってきました。

MacのARMコア(M1)は基本iPhoneと同じです。関西電機工業のアプリも基本パソコンで動作出来る事になります。

AIの処理はかなり使いやすくなります。

学習の工程は重い処理でバッテリでするよりデスクトップで一気に処理する方が効率的です。

問題はソフトウェア上互換性がないので一から作り直す必要があります。幸いiPhoneで作ったアプリで若干作り直しの作業の多くはカバー出来ます。

この大きな変化にも対応する様に進めて行きたいと思います。


2020年11月8日日曜日

ソフトウェアのレベルアップ

インターンとリモートでリナックスコマンドのエラーログの遣り取り。

小野さんと私の逆パターン。こちらが色々な勉強になります。

スラックの使い方もだんだん分かってきました。ツールは使いこなすと色々便利です。


業務に使いやすいSNSと良く理解出来ます。

初夏からプログラム教室を始めましたが仕事が忙しくて授業をスキップ中。(言い訳…)

これからの進め方を色々と考えましたが、なかなか答えが出ず。目の前の課題を一つ一つこなしています。

今日新幹線の中でちょっとしたアイデアが出てきたので時間を作って試してみたいと思います。

今日の赤外線フェアは前回と同じ様に少し立ち話して情報を取った程度ですが、これだけの関係者が集まる機会は少ないのでそれなりに情報が入った様に思います。

インプットの時間を少しずつ広げて行こうと思います。特にソフトウェア。

微積や線形代数もいい加減なんとかしないと。

学生の頃はやる意味が分からない事をこの年でする事になるとは皮肉なもんです。

結局インターンの対応があるので残念ですがプログラミング教室は休会します。

またやり直しです。プログラミングはこの様な事を何度も繰り返しています。

インターンの段取りで結構手一杯になっています。

結局人を使うと楽になるわけでは無くこちらの作業は増えます。

3Dモデルの作成をより上達してもらって目的のものを来年3月までに完成させてもらう事だけにします。



それ以外はもう一人インターンにきてもらえれば、もう一つ課題をクリアして行きたいと思います。

2020年10月29日木曜日

インターンのプログラム

 即戦力は無理で尚且つ指導しながらなので当初の段取りが大変です。

あまり都合良く考えずに段取りを進めます。今が授業にプログラムが採用されているので飲み込みは早いと思いますが、指導にはある程度の時間が取られてしまいます。

自分が二十歳の頃にこんな機会があれば人生変わっていたよに思います。

こちらの思いがどの様に伝わるか分かりませんが、色々な意味で変わっていく機会にしたいと思います。

指導方法も昭和の様な根性と行ったやり方ではなく一緒に学んで行ける様な関係にしていければシナジー効果が生まれると思います。

要は私次第。もう少し時間を割いて段取りを進めて行きます。


とはいえ私自身の時間がないのが痛いところです。

日常業務を切っていく必要があるのかもしれません。


2020年10月16日金曜日

インターン採用。

 インターンの採用で私の負担はある程度軽減すると助かります。

ただインターンは無報酬なのですが無給のアルバイトではありません。インターンにとってのメリットを十分考慮しないと続かない事になります。

折角の機会を有意義にする為もプログラムも考えないといけないので私の負担は減っているのかどうなのか?

さて先ずは一人なのであれもこれもとはいかないので得意な分野からスタートして貰います。

本人曰く、python初歩とUNITYを授業で使っているとの事なので3次元CADを使って3Dプリンターで名刺でも作って貰います。

幸いiPhone11を持っているのでBOSONを使って深層学習の理解。

その後はThermalCamの部品を半田して赤外線の基礎知識を実習。

関西電機の製品の案内と会社見学が最初か?

その後はこちらの作業をメインにリモートでデータ作成。合間をみて大学に伝えた実習。

簡単な電源基板半田付けとArduinoで電子回路の実習。深層学習と機械学習の違いを意識してサーマル画像のアノテーション。

関西電機工業製品の3Dデータ制作Unityを使ってデータをVive proでシミュレーション。Soracom Wio LTEで気温データロガーを作ってAmazon Web Serviceに同期。IMU(ジャイロセンサーで姿勢制御、自己位置推定を理解して)とサーボモーターで2軸ジンバルの作成。可能であればオープンソースをつかってレーシングシミュレーター制作。

あとは学生生活の情報交換。これ結構大事かも?

学校が企業への案内で、
「教育大学」における産学公の連携

国際競争力の強化と産業の活性化のための技術力向上が、わが国の社会的要請となっています。
 そういった中で、大阪教育大学は、「モノづくり教育」、「起業家教育」、「環境意識の育成」、「知的財産権の保護」などの領域に関わって、学校教育にこれらの要素を根付かせるため、着実な実践的研究を進め、関係者から高い評価を得ています。
 国立大学の法人化を機に、大阪教育大学は、従来の教育現場との連携を基礎として、そうした社会的要請に対しても更に積極的に応えていくつもりです。

とあるのでまあ方向性は間違っていないのでしょう。


2020年10月10日土曜日

インターン募集詳細


基本大学が募集する条件は基本無報酬。

作業量や内容によっては対価は必要な感じがします。

それも学生次第か? 


それより重要な事は会社が何を目指して、学生が何が得られるかを明確化する事。

目標の成果物を状況に応じて設定。その成果物に対しては学生名をクレジットして社内のホームページに掲載。その学生の今後の進路や就職に使える様にする。=それだけの物に仕上げれたら双方にとってメリット。

今会社にある機材リストも重要かもしれません。VIVE PRO, STEREAO LAB, 各種Jetson Xavier, NX, NanoとTX2。

Intel RealSense Depth Camera, RTX2080(ラップトップ), GTX1080, Mavic MIni, FLIR ONE, Thermal Cam 3 ?


等々で出来そうな物を想像できる学生に来て欲しいところです。

支給品はJetson NanoかNX、今回のお願いする作業でLinuxのコマンドラインが重要になるのでいつでもどこでもレベルアップ出来、社内の作業の効率化も出来る。コードや開発環境もオープンソースで対応ができる。 

要件は、Linuxマシン(Ubuntu)操作、C及Pythonの基礎知識(JAVAスクリプトでも良い)、アマゾンウェッブサービス(AWS)知識、MATLAB、


フュージョン360の操作、できればUNITYも出来る事。数学で偏微分位は理解して欲しいです。統計学やGitHub,OpenCV...まあ色々あります。

2020年10月4日日曜日

祝 ブレイクアウトボード動作🎉

出ているこのピンがポイント😝

ちゃんと動いてます!

苦節1年の試行錯誤でここまで来ました😓

このThermal Camのプロジェクトを始めてWROOM02(WiFi基板)を試行錯誤しましたが、基板自体の知識や電子機器の仕様書の読み方で2年掛かりました。

半田付けしたのは9個ですが、基板自体は15個程設計製作しましたが当初は誤配線や設計ミスの連続です。当時全くの素人なので許して下さい。

最終的にはこの形に行き着きました。切り欠き部分がポイント。


基板設計は当初は初心者用のAutoCADの123D Circutsを使って(お絵かきソフトの基板版 → 何と! 中学生のものづくりを支援する為のプロジェクト)なんとか完成。その後プロ向けのEagleという無料ソフトを使っています。


どの基板ソフトでも部品ライブラリーが標準の部品しかありません。

例えば下記の様な特殊な部品はライブラリーにありません。
モレックスというメーカーの特殊ソケットです。
これでないとFLIR LEPTONが取り付けられません。

基板を作る前に素材のデータをライブラリーに登録する訳ですが、これが素人では無理なレベルです。部品の配線番号と回路図を一致させる(規格にしたがって)。これを一から設計する必要がありますが、部品メーカーレベルの知識が必要。

下記は基板自体の半田パターン

下はそのベースになる部品配線図です。

なのでネットで作っている人を探してその部品を共有したところ、これを”野良データ”と言いますが、最初にコピーした人の仕様は間違っていたので完成部品の基準位置が90度ずれていました。自分で作れない人はその部品のデータをチェックできるはずもなく初回は敢え無く失敗。基準位置から1番ピンを数えるので基板メーカーも確認してくれれば良かったのですが、厳密にはこちらの設計ミスです。
ご覧の通りソケットが横向いてます(・・?)
試作代が4万円です。これは結構ショック😣で次を探して内容を良く確認してから再度手配。
次はショットキーバリアダイオード(電源の逆配線保護用部品)の向きを間違えました。
短絡してテスト。でも動かず。(・・?)

FLIR LEPTONはセンサー動作の為にクロック(25Mhz)を送る必要があります。次に発振器発振子の違いがありその違いがわからず発振子を手配していました。この時点でその違いがわからずサンプルの回路がおかしいのでオリジナルの部品の発振器の回路を参考に再度部品を手配。

ここからが苦難の連続です。ネットで日本の設計業者を探して依頼するもその程度の仕事では大した金額にならないとの事で2019年末に断られました。
なので再々修正して再手配も動かず。ENピンに入力電圧にする為、プルアップ抵抗も追加(後に内部でプルアップしているから不要とわかりましたが、当時はわからず)。電源ノイズの仕様やその他の部品の仕様自体は専門家でないと分からないレベルです。プロなら別ですが。
ここまでで3回基板を制作したので10万円は超えています。

なのでここから安い中華実装業者(4割安)をネットで探して再手配。
(これがそもそもの間違えの始まりですが、
当時は安い業者を信用していました。)
またその間、自分で設計した配線の太さがおかしい事(細すぎる)に気が付いて設計変更は既に10回を超えていました。他のパターンに干渉しない様に電源線は最大限の太さに変更。
表面実装は手配してから配達まで1ヶ月。既に設計を開始してから半年が過ぎていました。

では日本の業者に依頼すれば、設計別で製作だけで60万円です。半田ペーストをするマスクも作るので日本ではそれくらいが相場ですが、中国は5分の1の価格です。送料コミでも。
ちなみにコーンズテクノロジーに相談したところ設計で100万円でした。
なので失敗してもまだそれよりも安いと自分に言い聞かせて、自分で背中を押すしかありません。

安い業者はレベルが低い! 発振器の180度配置間違え😢
再度制作も有料との事でしたが、他に受けて貰える所も無い(倍以上の費用)為、言い値の値引きで妥協。(と言っても200ドル=25000円)

念の為上記手配前に、表面実装に手半田で挑戦。と言っても25Mhzを確認するにはオシロスコープが必須です。さらに追い銭ですが、今後も必要になるのでこの際手配しました。(実際最終的に役に立つことになります。)


買いました。最安で5万円その上50Mhzのモデルをゴニョゴニョソフトウエアを書き換えて
100Mhzに改造。信号が鈍っていますが、測定方法とプローブの問題です。とりあえずクロックを測れたら良いので。。。

でこの表面実装の部品を取り出してテスト。この大きさ2ミリ角。半田面も裏側にある始末。

左上の2ミリ角の部品見えますが?👀
一応配線を引き出しましたが、後配線の確認のしようがありません。実際は裏面ですし。
必死に半田するも動かず。動いてる?
発振はしているのですが、どこに接触してこの波形になるか不明。

もうこの時点で2020年4月です。コンテストに入賞するもこの部品を完成しないと
アメリカから部品を輸入しないとThermal Camを継続する事が難しくなりました。
元々のFLIRのブレイクアウトボードが生産中止でアメリカのGroupGets(関連会社)の
ブレイクアウトボードのみでコーンズテクノロジーも取り扱いがないとのこと。

送料を入れると1万円位でThermal Camのトータルコストを悪化させています。

さて正確に発振している確認は出来なかったですが、どうやら発振はしているのはわかったので、また例の業者で制作を再開。

(苦難はまだまだ続く。。。)
やったー!25Mhzで発振してます。

でも、LEPTONセンサーはうんともすんとも反応せず。。。
1つ1つ配線を確認して規定の電圧を確認。問題なし。

では電流値は規定通りかと確認すると、、、

ここまで小さい部品の電流はシャント抵抗1Ωでないと測定は無理!その為にまた専用機を買う訳にもいかないという事で、一個10円の抵抗を日本橋で入手後、電流測定。
ん?27.1mA?足らない... 
I_DDC端子は110mA最低でもないとLEPTONは動作しません。

オリジナルは短絡電流576mAとはいえ十分出力できています。

業者に基板裏面の部品のプリント番号が仕様書を違うのでどの部品を使ったか確認したら、
部品間違ってました〜ってもうどうしようもない安物業者です。😱
なんか刻印が変。

おまけに再製作に最低200ドルはコストがかかるので部品だけ無料で送るので自分で半田して欲しいとの事。時間も無いし200ドルを払ってこの安物業者に手配。まだお金を取るところが厚かましいところですが、結局最後はこの業者は逃げ出す事になります。
それらしい部品番号ですが、電流は足らず、というより中身は同じ部品の様です。
どの部品業者(デジキーかマウサー?)から仕入れたかを確認したら音信不通になりました。要は逃げた様です。
というのも元々の部品(レギュレータ)はFusionPCBで手配するとこの春に生産中止になったとのこと。

もう誰が悪いかどうかは別にして動作するかの確認に1年以上掛かって、根気も自信も無くなってきました。

気を取り直して、深呼吸して、最初のロットの頃は幸いこのオリジナルレギュレーターが実装されていたので、その頃の失敗作から取り外して再度手半田。かなり集中しないと出来ないので2つの部品を取り外しと取り付けだけで結局丸一日掛かりました。

でも動きません!!
全ての条件が揃ったはずですが、動作せず。この時点で99%諦めました。

9月末の夜中にふっと、冷静に考えると今回オリジナルから変更している点があました。
リセットピンをMISOピンと入れ替えています。
なのでもしかしてリセットが掛かっているかもと出社してからオシロスコープで確認。


リセット信号出てるじゃん😂wow。

という事でそのピンを外して

冒頭の動画の通り
動作したというお話。。。

面白かったですか?
本人はこの間1年以上真剣に取り組んでいました。


という訳で設計を一部変更して関西電機の部品として販売予定です。今度はFusion PCBという有名な業者に手配します。元々ここで製作していましたがコストが中国業者の中で一番高い。でも安物の業者にはもう懲り懲りです。

生産中止のレギュレーターは2つ候補を見つけてこれから再度テストしてからです。
ふ〜🙄

2020年9月20日日曜日

インターンの活用について。(詳細はこれから)


大阪商工会議所の縁で大学のプロジェクトの商談中、インターンのお話がありました。昨今政権も変わってデジタル庁(命名のセンスは? 今の大臣で方向性は正しく出せるか?)


台湾のIT担当大臣オードリータン氏
(中卒で独学でプログラムを勉強してアップルのソフトウェア顧問にもなったと逸話になった人です。その他名だたる会社の責任者を歴任しています。また現在の台湾総統がトランスジェンダーでもある人をIT担当大臣に任命して、台湾のコロナ渦を乗り切った事も話題になりました。)の様な事になならなさそう(東大出た大臣がサラリーマン的に忖度してできる物はGotoキャンペーン位?)ですが、目指す方向は産業総合研究所と一緒でDX(デジタルトランスメーション=デジタル化)です。

何、それ?

書類の処理から押印を無くして生活を変革していく。1つの例で理解されている様で理解されていない。タイムカードを押してその日のスケジュールを処理する事ではありません。

固定観念を打ち破る必要があります。

こちらとしては費用と期間。学生側の条件を確認中。

仮に無償の場合は何かを支給する事で、より良い条件にしないと良い学生は来ないと思うので整理中。

仮に有償でも何かを支給する事も考えます。つまり時給+支給品。

それより重要な事は会社が何を目指して、学生が何が得られるかを明確化する事。

今会社にある機材リストも重量かもしれません。VIVE PRO, STEREAO LAB, 各種Jetson,

Intel RealSense Depth Camera, RTX2080, GTX1080等々で出来そうな物を想像できる学生に来て欲しいところです。

支給品はJetson NanoかNX、今回のお願いする作業でLinuxのコマンドラインが重要になるのでいつでもどこでもレベルアップ出来、社内の作業の効率化も出来る。コードや開発環境もオープンソースで対応ができる。 


アカデミック価格がある場合は金額の立替等で検討する。その場合は前払いが前提なので学生を注意深く選ぶ必要があります。

要件は、Linuxマシン(Ubuntu)操作、C及Pythonの基礎知識(JAVAスクリプトでも良い)、アマゾンウェッブサービス(AWS)知識、MATLAB、


フュージョン360の操作、できればUNITYも出来る事。数学で偏微分位は理解して欲しいです。統計学やGitHub,OpenCV...まあ色々あります。






これらが出来れば弊社に来ずに高給が取れるのでこれらを一緒にレベルアップする事にする。学生なので初級でもやる気があれば化ける可能性が大きい。

ここまでの事を要求するからには作るものもそれなりのレベルにする必要がある。

面接はソラコムIoTでテスト。


①現在会社ではサーモグラフィーでAI(深層学習)だけ。一応会社の方向性と実業に関連している。

②次に目指すのはVR(バーチャルリアリティ)やAR(拡張現実)=三次元データと実際のデータを合成した世界を扱う。社内のVive Proの活用。

③ROS(ロボティックス)ここも外せませんが実業に役立てるにはかなりのレバルが必要ですが、今から進めるべき課題です。


これだけに優秀な学生がくるか?

夢のある開発目標も必要です。

例えば、社内の目標も”キュービクル現地調査をVRで実現する。”ある程度はこれで時間を掛ければ簡単なものは出来そうです。無難な感じですが、恐らく驚く様なものにはなりません。



社内の目標はそのままで、学生への目標は”オープンソースを使ってレーシングシュミレータを作る”とします。

仕事でゲームを作るの?と社内ではなるでしょうね。

現在の最新技術の根底はゲームといって過言ではありません。学生に実益を考えて目標を掲げてそれを実現する為に弊社に来てくれるはずもありません。


その為、学生への目標は壮大で夢のある事にしないと優秀な人は集まりません。

上手くいけば大阪商工会議所のAIコンテスト入賞に負けない位の結果がでると思います。

協力して良い作品が出来ればそれらの学生をクレジットしてあげれば成果物により関心を持って取り組んでもらえると思います。また弊社では無いところにいく場合は結果を役立つ様にも配慮するつもりです。