電力予測はそれなりに資料やサンプルがあり、ある程度のものは出来そうな感じがあります。
自家消費の付加価値として発電や消費予測から効率良い制御を考えていましたが、何か気持ちの引っ掛かりがありました。
大工大とのアーリーアダプターのプロジェクトで自分のアイデアがワクワクするかというと、そうでもなく学生のアイデアが逆にキラキラする事に気がつきました。
今回学生の方々と直接お話する機会があり、それぞれの学生は現在の社会の課題に真剣に考えている事を強く感じました。
若い人の思いつきは荒削りですが、大人の考えたアイデアは結局実現していない事が多く問題を解決出来ていない事が多いのも事実です。
であれば新しいアイデアを時間を掛けて試行錯誤しながら課題解決に挑戦しても良いのではと思って、人工知能コンソーシアムを通じて高校生と電力予測の共同研究の提案をして賛同して貰いました。大阪商工会議所を通じて高校生と詳細の打ち合わせの11月にする事になりました。
高校生に企業が電力予測のオファーをした訳です。”面白そーっ”と反応したお顔がキラキラして可能性をより一層感じました。
今回人工知能コンソーシアムミーティングのZoomは農業の課題解決に取り組む鳥取県の高校生も参加しており地元の農業の課題解決のアイデアを次回のAIアイデアコンテストに提出するそうです。
人工知能コンソーシアム会員のアドバイスは若い人の最初の思いつきを大切にする様にとの事でした。大人の提案は既知のアイデアの寄せ集めで実際には課題解決が出来ない事が多いです。
印象深い会員から学生へのメッセージで、
例えば、昔の日本はテレビや自動車を主な産業としており。より機能的な製品や快適が製品開発をしてきました。今の若い人が自立して生活するときに車やテレビを買うかというと、そうではなく情報取集のパソコンやもっと便利なスマホを買うのが現代の常識です。
今の大人はテレビや自動車をより良くしていく事は出来ますがスマホをより良く便利にする事は出来ません。今の日本はこれからの社会に必要なものを作ることが出来ないようになっています。
これからの時代は若い人が主体的に考えて課題解決することが良いに決まっているという結論になりました。
私が引っかかっていたのは、正にそのことでした。もう私の考えは古びて使えないアイデアです。
失敗しても新しいアイデアで問題解決を高校生と進めようと決意しました。
高校生といえども大人顔負けの実力です。
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