2020年3月24日火曜日

KANSAI DENKIサーマルカム

鍵となる技術に着目して(赤外線センサーLEPTONをWiFi機器ESP8266に無線で繋げる)開発しました。4年前に同じ様な開発をドイツ、オーストリアにありました。それぞれ会社は無くなりました。結局どこもマイナーな問題で行き詰まっていました。
今も3年前のまま、Available soonっていつ?

①CPUをシングルコアにするかマルチにするか?
②VSYCN=赤外線センサーのデータを転送する際のタイミングを決めるピン。
どちらも赤外線の画像データを安定させる為の問題です。

私たちは当初から力技で両方も問題に取り組んでいました。ESP8266はシングルコアです。ESP32はマルチコアでVSYCNを併用すれば安定します。ESP8266でもVSYCNを併用すれば安定しますが、スケッチにdelay, yieldを適宜挿入する事でタイミングを調整してVSYCN無しでも安定する様になっています。ここまで千数百回のコンパイルで実験しています。細かなプログラム追加後の調整も経験的な変更を加えて安定させています。

元々FLIRのブレイクアウトボードがLEPTON初期の80x60をベースに作っていて160x120の様に4画面を後で合成する様なモデルを想定したブレイクアウトボードにしなかったので上記2社が消滅したと言っても良いと思います。

delayとyieldで擬似的にVSYCNと同じ様に画像のタイミングを取るのは小野さんでないと出来ない神業です。(私がVSYCNピン付きのブレイクアウトボードを完成出来ていないのが原因でもありますが。。。)
ぼちぼち開発再開しないと(^◇^;)時間が無くて2.5mm角の発振器に300kのプルアップ抵抗を付けて確認するのが億劫で出来ていない。(言い訳?)

流石中国のM5stackのエンジニアも初期モデルで上記2社と同じミスを犯して現在VSYCNからタイミングを測る様に修正しているので早晩バージョン2が出来る様です。

1stバージョンはこれで完成。カナダ、アメリカの開発者の評価が高い様です。


関西電機工業ブランドはこの2ndバージョンでアップルのマルチスプレッドの制約の緩和とopenGLの許容のお陰でリリース出来ました。アンドロイドと違いアップルの制約は厳格で今回のタイミングでないと出来なかったアプリの様な気がします。

もう一つアプリをリリースする予定。
より解像度の高いFLIR BOSON(320x240)これにiPhoneのインとアウトの可視カメラ映像にYoloの画像認識を掛け合わせた機能を追加中。

もうすぐNVIDIA Jeton NXも販売されます。Jetson Nanoより実用的な機能。ソフトウェアなXavierと共通なので現在XavierでソフトをバージョンUP中。

これでiPhoneで直ぐに実行しかもバッテリで動作するシステムと常時稼働のJestonの両方が揃うのでいろいろなアプリケーションで使えます。
ここまで凄いアプリになるなんてw。




0 件のコメント:

コメントを投稿