2018年10月31日水曜日

Xavier wifiカード、NVMe250GBの取り付け忘備録

10月30日

wifiカードとアンテナの取付。
ファームウェアをインストール。
Intelのサポートページから最新のものをダウンロード。
ダウンロード後は、README書いている通り、展開してiwlwifi-8265-22.ucodeを
/lib/firmwareにコピー。
sudo cp iwlwifi-8265-22.ucode /lib/firmware
でファームウェア本体を移動し、その後はsudo rebootかsudo modprobe iwlwifi
ifconfigwlan0を確認。
ここまでは比較的簡単。

ここからは逝くかもしれない作業。

まず、GParted を動かします(多分この前インストールした様な気がします)
左上のubuntuボタンを押してgpatedで検索して実行。(無ければUbuntuストアで検索してインストールします)
これを使って一応3つのパーテーションを作ってください。
このソフトは強力なので、肝心のメインSSDもダメにする可能性があるので、わからなくなったらすぐ終了させる事!!
終了させるときは、出てきたアラート内容がわからない場合は必ず無視してください。
焦って変なことをしない様に。慣れてきてからでも非常に危ないので最新の注意が必要です。

今回は、作業用に10Gくらい。/usr の中身をそっくりそのまま新SSDに写すために50Gくらい、残りを/homeの代わりに使う様に設定します
こうすると本体の32G eMMcは今後容量オーバーになることがなくなるので、安心して使えます。

まずはパーテーション切りから。


1.パスワードを聞かれるので、パスワードを入力
2.最初は本体のSSD内容が表示されます。
  右上に /dev/mmcblk0 と表示されます。—>必ず確認してください
  これを選択したままで変な作業を行うと、アウトです。自己責任です。

3.この右上の部分は選択ボタンになっています
  このボタンを押して、取り付けたSSDが動いているかどうか確認します
  正常に繋がっていれば 必ず /dev/nvme0n1 が表示されるはずです
  これが表示されない場合は、本来にうまく接続できてないことになるので、本体をシャットダウンさせてもう一度接続を確認してください

  渡辺さんのXavierにはmmcblk0 と nvme0n1 が繋がってることになります。
  外付けSSDやSDカードが繋がっている場合は、他の名前でも選択できることになりますが、今回内部に取り付けたSSDは
  必ず mvme0n1  であることを覚えてください(容量を見て判断できますよね!!)

  ここで今のうちなら mvme0n1 であれば何をやっても大丈夫です

4.nvmw0n1が確認できたら、それを選択します
     画面が切り替わり 上に グレーの帯が表示されるはずです(これがパーテーションの中身で今は何も中身が入っていない)
 多分windous用にフォーマットされているはずなので、グレーでないと思います。
 とにかくスタート時のmmcblk0が細切れだったのに1つだけのはずです。

5.ここの帯の部分を選択して一旦中身を全部消します。マウス右クリック「Delete]を選択します
 何もしなければ削除されませんが、実行するにはEdit—>Apply All Operatations を選択します。
 操作をセーブするかしないかアラートが出ますので無視して実行させます。
 しばらくすると上の帯がグレーになります

6.このグレーの帯を選択して、マウス右クリックで「New」を選択
 Create New Partition ウインドウが出ます
 ここでも今度は白い帯が上に表示されるので、必ず右側の3角部分を選択してパーテーションの大きさを決めます
 New  size部分の数値が変わりますので、最初のパーテーションは1000ぐらいが目安でキッチリ合わせなくても特に問題ありません。
 Fileシステムは 必ず ext4であることを確認し、 Labelには適当な名前を入れてください
 他の設定はいじらないことが基本です
 設定したらAddボタンを押します

7.元の画面に戻りますが、今設定したパーテーションが切られていると思います。
 次に情報の帯のグレー部分を選択してまた「NEW」を選択
 今度は50Gくらいにパーテーションを切ります
 数値で50000前後が目安。Fileシステムの確認、ラベル名を忘れずに入れます
 ここでもAddボタンを押します

8.次に残りのグレー部分を選択して「New」
 残りの全てが対象なので、ここではラベル名だけを変えます。で、Addボタンを押します
9.上の帯が綺麗に3つに分かれていると思います。

 この段階なら、変更が効きますが、綺麗に分かれているのを確認したら何も触らないほうが無難です。
10.最後にEdit—>Apply All Operatations を選択してパーテーション作成を実行させてください

11.上の帯は順に /dev/nvme0n1p1(10Gぐらい)   /dev/nvme0n1p2(50Gぐらい)   /dev/nvme0n1p3 (残り)   となってることを確認してください
   この名前が重要ですので、こうなってない場合はまたやり直しです。

次に

すぐ認識しないかもなので、

再度GParted を動かして、昨日パーテーションを切った内容になってるか確認。

なってなかったら最後の操作が違うので再度やり直し。



なってたらOKなので次に行きます。
 /dev/nvme0n1p1(10Gぐらい)   /dev/nvme0n1p2(50Gぐらい)   /dev/nvme0n1p3 (残り)  
で、デイスク名称が合ってるかどうか再確認して下さい。

その後ubuntuのファイラーを起動させます。
左側にパーテーションを切ったディスクアイコンが表示されませんか?
表示されなかったら 左下の Other Locations 選択すると表示されると思います。


そしたら認識したディスクどれかをダブルクリック
マウス右ボタンで Open in Termal 選択して ターミナル画面を出して今自分がどこにいるか確認してください
多分 /media/nvidia/sagyo      なんかになってると思います

デスクを認識すると
/media/nvidia  の中に追加デスクのディレクトリができるってことで、ここまで来たら

chown -R nvidia:nvidia sagyo
chown -R nvidia:nvidia usr
chown -R nvidia:nvidia home

昨日のは-R オプションつけてませんでした。それからファイルコピーテストしてください

これからが本番です。
追加したSSDに/home と /usr  の全ファイルをコピーして、再起動後はこの2つのディレクトリが内部emmc内容に取って代わります
つまり、今後は内部emmcの 32G 容量はほとんど消費しなくなり、ssd容量を目一杯使えて、外部SSDの様な煩わしい操作が必要なくなります。
つまりubuntuのファイラーを開いたときのhomeとusrの内容はSSD内容になります。


まず /media/nvidia/home   /media/nvidia/usr
が存在してますか?そして、権限をnvidiaに変更してますか?
そうでないと以下のコマンドは実行できません
要は /home と /usr をそれぞれSSDにコピーするコマンドです。
/usr は特殊なディレクトリなので、少し特殊な方法を使う様です、
以下コマンドは間違っても、コピー先を消すだけでいいので、あまり気をつけなくてOKです。

sudo cp -ax /home/* /media/nvidia/home
cd /usr
sudo tar cpvf - . | sudo tar xpvf - -C /media/nvidia/home



私の間違いの様です。
ファイラーで /media/nvidia/usr   と /media/nvidia/homeの中身を全部消してください

再度以下を実行してください。本体の/usr の中身を /media/nvidia/home にコピーしたのが原因。危なかった…….。


sudo cp -ax /home/* /media/nvidia/home
cd /usr
sudo tar cpvf - . | sudo tar xpvf - -C /media/nvidia/usr

/media/nvidia/usr   と /media/nvidia/home  の内容を再度教えてください。
ファイラーではどこにいるのかわからないので
ターミナル画面(cd で /media/nvidia/usr   と /media/nvidia/home  に移動して それぞれ ls コマンドを実行した画面)でファイル内容を確認したものを送ってください。

コピーは少し時間がかかります。終了するまで待つ。
終了したら、確実にコピーされていることを確認してください。

次にGPartedと起動させて、ssdに作ったデイスク名称を再度確認してください
以下の名前が非常に重要です

/usr  が  /dev/nvme0n1p2
/homeが /dev/nvme0n1p3

になってますか?
なってなかったら以下の修正は非常に危険なので、メールください。


この次からは、間違うと起動しなくなるので細心の注意が必要です。
特にnanoの保存の仕方や文書追加方法をマスターしてると仮定しています。
自信ない時は昨日のメールで書いた様に何か文書を作って、練習してください
と言っても修正は大したことありません。以下のコマンドを実行
つまりfstabっていうシステム設定ファイルに文書を追加するだけです

sudo nano /etc/fstab


そうするとnanoの編集モードに入ってfstabが次の様に表示されます


# Copyright (c) 2018, NVIDIA CORPORATION.  All rights reserved.

#

# NVIDIA CORPORATION and its licensors retain all intellectual property

# and proprietary rights in and to this software, related documentation

# and any modifications thereto.  Any use, reproduction, disclosure or
# distribution of this software and related documentation without an express
# license agreement from NVIDIA CORPORATION is strictly prohibited.
#
# /etc/fstab: static file system information.
#
# These are the filesystems that are always mounted on boot, you can
# override any of these by copying the appropriate line from this file into
# /etc/fstab and tweaking it as you see fit.  See fstab(5).
#
# <file system> <mount point>             <type>          <options>                               <dump> <pass>
/dev/root            /                     ext4           defaults 


これに以下の5行を追加します。くれぐれも上記文書は絶対直さないこと


/dev/nvme0n1p2            /usr             ext4           defaults                                     1 2

/dev/nvme0n1p3            /home            ext4           defaults                                     1 2

tmpfs /var/log tmpfs defaults,noatime,size=64m 0 0

tmpfs /var/tmp tmpfs defaults,noatime,size=64m 0 0

tmpfs /tmp tmpfs defaults,noatime,size=512m 0 0


で全体的に見るとこうなります

# Copyright (c) 2018, NVIDIA CORPORATION.  All rights reserved.
#
# NVIDIA CORPORATION and its licensors retain all intellectual property
# and proprietary rights in and to this software, related documentation
# and any modifications thereto.  Any use, reproduction, disclosure or
# distribution of this software and related documentation without an express
# license agreement from NVIDIA CORPORATION is strictly prohibited.
#
# /etc/fstab: static file system information.
#
# These are the filesystems that are always mounted on boot, you can
# override any of these by copying the appropriate line from this file into
# /etc/fstab and tweaking it as you see fit.  See fstab(5).
#
# <file system> <mount point>             <type>          <options>                               <dump> <pass>
/dev/root            /                     ext4           defaults 
/dev/nvme0n1p2           /usr             ext4           defaults                                     1 2
/dev/nvme0n1p3            /home            ext4           defaults                                     1 2
tmpfs /var/log tmpfs defaults,noatime,size=64m 0 0
tmpfs /var/tmp tmpfs defaults,noatime,size=64m 0 0
tmpfs /tmp tmpfs defaults,noatime,size=512m 0 0

で、保存します。
念の為
cat /etc/fstab  
で、修正した内容を確認してください
問題なければ

リブートしてください
問題なければ、正常に起動しますが
逆であれば永遠に起動しません。

無事起動した場合は

df

コマンドを実行するとディスク内容が表示されますので、その内容をメールしてください
上記設定で少しブラウザの挙動がおかしくなる様ですが、原因がわかったらまた連絡します
ご無事を祈ります……..。

という事で今日終えず明日に持ち越しです…
nvidia@jetson-0423018054343:~$ df
Filesystem     1K-blocks     Used Available Use% Mounted on
/dev/root       28768380  9621004  17662988  36% /
devtmpfs         8062440        0   8062440   0% /dev
tmpfs            8099464        4   8099460   1% /dev/shm
tmpfs            8099464    28944   8070520   1% /run
tmpfs               5120        4      5116   1% /run/lock
tmpfs            8099464        0   8099464   0% /sys/fs/cgroup
tmpfs              65536      492     65044   1% /var/log
tmpfs             524288       12    524276   1% /tmp
tmpfs              65536        0     65536   0% /var/tmp
/dev/nvme0n1p3 178839960   689796 168995912   1% /home
/dev/nvme0n1p2  50133700  7468256  40089060  16% /usr
tmpfs            1619892      136   1619756   1% /run/user/1001
/dev/mmcblk1p1  29928500 26575692   1809488  94% /media/nvidia/Xavier
nvidia@jetson-0423018054343:~$で間違えが無くリブート出来ました…

マイクロSDカードの内容をSSDに移行してyoloのディレクトリに入ってmake clean  の後 make -j8 で再コンパイルすれば、yolo標準コマンドが実行できます。

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