2018年12月12日水曜日

応募完了、デモ用の仕上げ結構処理が大変

12月12日
今回の独自に開発したサーモグラフィの読み取りソフトはFLIR LEPTONから160x120ポイントの温度データ(8ビット)をラズベリーパイに取り込むのですが、安いセンサーだからなのか80x60ポイントを4回取り込んで処理して再構成して画面に出力しています。
データは垂流しなのでSegment 1を見つけて2、3、4と繋げて1画面にします。
1秒間に32回Segment 1を捕まえて8bits(<<14bits) x 160 x120 x 8 fpsのデータを処理して可視化(4倍補間して画像化=QVGA)しています。
私たちの生データの処理とRGBとの比較です。
RGBは滲んで輪郭がはっきりしません。

4倍補間していますがこの違いです。1ポイント当たりの温度表示もばっちり。


ここからが大変な作業です。バグというより安定性の向上にノイズを少なくしてリセットが掛らない様に調整しています。
理想的な信号のやりとりが出来れば問題は少ないですが、結構シビアなセンサーなのでノイズ対策をしっかりしないといけません。このセンサーはcalibrationの為シャッターが付いています。なので時々まばたきして画像が時より止まります。それ以外でなるべく画像が止まらない様に調整してリセットに10秒程画面が止まる事を避ける様に苦労しています。
理路上はこんな処理です。

実際の信号はこんな感じです
資料をmgo-tec電子工作ブログ管理人さんから許可を頂いて拝借しました。
ありがとうございます。
詳細は下記ページが非常に参考になります。 ESP32 の SPI_MODE が修正。HSPI , VSPI , 複数SPIデバイス制御 , SPI高速化などについて
https://www.mgo-tec.com/blog-entry-esp32-spimode-hspi-vspi-hispeed.html/2

で、この信号が電線だと長時間コンスタントに信号を受け渡してくれません。理由はノイズです。今のところ1〜2時間でリセットが発生します。電源ノイズの影響もありACアダプターを秋月電子のに変えました。バッテリ駆動が良いのですが、長時間の使用に問題があります。
結構我慢強くこの辺のテストは地味でノイズが見つかってもどこから来ているかは見つけて対策は一苦労です。もう数週間電線の長さやアダプターを変えたり、基板を起こしてテストしたりして数週間掛かっています。
基板の配線にも制約があり直角に配線を曲げても、via(穴で開けて裏のパターンに配線する為)もダメです。信号線の長さも同じにしないといけません。ノイズ対策で信号線に10から100Ωの抵抗もある方がベター。
効果がありました。
この基板で4時間持ちました。これから改良新しいものをデザインしました。
こんなデザインにするのに半日以上掛かってます。
あっ、MOSIプルダウンするの忘れた…

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